イラストレーター向けPC メモリ容量は何GB必要なのか?

目次

イラスト制作に必要なメモリ容量の結論

イラスト制作に必要なメモリ容量の結論

用途別の推奨メモリ容量

イラスト制作用のPCを選ぶ際、メモリは32GBが最適解です。

趣味でイラストを描く程度なら16GBでも動作しますが、レイヤーを重ねたり高解像度の作品を制作する場合、メモリ不足でアプリケーションが落ちてしまいますよね。

プロのイラストレーターや商業案件を受ける方なら、64GBを選択することで作業効率が大幅に向上することが分かっています。

私自身、複数のイラスト制作ソフトを同時に起動しながらブラウザで資料を開く作業スタイルなので、32GBでもメモリ使用率が80%を超える場面に遭遇します。

特にCLIP STUDIO PAINTで4K解像度のキャンバスに100枚以上のレイヤーを重ねると、16GBでは明らかに動作が重くなります。

メモリ容量と作業内容の関係

メモリ容量の選択は、制作するイラストの解像度とレイヤー数に直結します。

SNS投稿用の小さなイラストを描くだけなら16GBで充分ですが、印刷用の高解像度データや複雑なエフェクトを多用する場合は32GB以上が必須。

なぜなら、メモリが不足するとPCがストレージを仮想メモリとして使用し始め、作業速度が劇的に低下するという可能性があるからです。

イラスト制作ソフトのメモリ使用状況

イラスト制作ソフトのメモリ使用状況

CLIP STUDIO PAINTのメモリ消費

CLIP STUDIO PAINTは日本のイラストレーターに最も人気のあるソフトウェアですが、メモリ消費量は作業内容によって大きく変動します。

A4サイズ350dpiのキャンバスで50レイヤー程度なら8GB程度のメモリ消費で済みますが、B2サイズ600dpiで200レイヤーを超えると20GB以上のメモリを使用する場合もあります。

3Dモデルを配置したり、ベクターレイヤーを多用する方もいるのではないでしょうか。

これらの機能は便利ですが、メモリ消費が激しくなる要因です。

特にアニメーション機能を使用する場合、フレーム数に比例してメモリ使用量が増加するため、32GB以上のメモリ容量が推奨されます。

Adobe Photoshopのメモリ要件

Photoshopは高機能な分、メモリを大量に消費するソフトウェアとして知られています。

Adobe公式の推奨スペックでは16GBとされていますが、実際の制作現場では32GB以上が当たり前になっています。

特にスマートオブジェクトやフィルター、調整レイヤーを多用すると、メモリ使用量は簡単に20GBを超えてしまいますよね。

生成AI機能である「ジェネレーティブ塗りつぶし」を使用する際は、さらにメモリ消費が増加します。

この機能は画像生成にAI処理を使用するため、通常の編集作業よりも多くのメモリリソースを必要とします。

快適に作業するには32GB、できれば64GBのメモリを搭載した方がいいでしょう。

Procreateとその他のソフトウェア

iPadで動作するProcreateは、デバイスのメモリ容量に制限されます。

iPad Proの8GBモデルでも快適に動作しますが、レイヤー数の上限がメモリ容量によって決まるため、複雑な作品制作には制約を感じることもあるでしょう。

デスクトップ環境では、SAI、Krita、MediBang Paintなど軽量なソフトウェアも選択肢がいくつもあります。

これらのソフトは16GBのメモリでも充分に動作しますが、他のアプリケーションを同時に起動する場合は、やはり32GBあると安心です。

パソコン おすすめモデル4選

パソコンショップSEVEN ZEFT Z59D

パソコンショップSEVEN ZEFT Z59D
【ZEFT Z59D スペック】
CPUIntel Core Ultra7 265KF 20コア/20スレッド 5.50GHz(ブースト)/3.90GHz(ベース)
グラフィックボードGeForce RTX5050 (VRAM:8GB)
メモリ32GB DDR5 (32GB x1枚 クルーシャル製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースDeepCool CH160 PLUS Black
CPUクーラー空冷 サイズ製 空冷CPUクーラー SCYTHE() MUGEN6 BLACK EDITION
マザーボードintel B860 チップセット ASRock製 B860M Pro RS WiFi
電源ユニット650W 80Plus BRONZE認証 電源ユニット (COUGAR製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN ZEFT Z59D

パソコンショップSEVEN EFFA G09Q

パソコンショップSEVEN EFFA G09Q
【EFFA G09Q スペック】
CPUIntel Core Ultra7 265K 20コア/20スレッド 5.50GHz(ブースト)/3.90GHz(ベース)
グラフィックボードGeForce RTX5050 (VRAM:8GB)
メモリ32GB DDR5 (32GB x1枚 クルーシャル製)
ストレージSSD 2TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースThermaltake S200 TG ARGB Plus ホワイト
CPUクーラー空冷 DeepCool製 空冷CPUクーラー AK400 DIGITAL WH
マザーボードintel B860 チップセット ASRock製 B860M Pro RS WiFi
電源ユニット650W 80Plus BRONZE認証 電源ユニット (COUGAR製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
光学式ドライブDVDスーパーマルチドライブ (外付け)
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN EFFA G09Q

パソコンショップSEVEN ZEFT Z55XB

パソコンショップSEVEN ZEFT Z55XB
【ZEFT Z55XB スペック】
CPUIntel Core Ultra7 265 20コア/20スレッド 5.30GHz(ブースト)/2.40GHz(ベース)
グラフィックボードGeForce RTX5070Ti (VRAM:16GB)
メモリ32GB DDR5 (16GB x2枚 クルーシャル製)
ストレージSSD 2TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースAntec P20C ブラック
CPUクーラー水冷 240mmラジエータ CoolerMaster製 水冷CPUクーラー ML 240 Core II Black
マザーボードintel B860 チップセット ASRock製 B860M Pro RS WiFi
電源ユニット850W 80Plus GOLD認証 電源ユニット (CWT製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
光学式ドライブDVDスーパーマルチドライブ (外付け)
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パソコンショップSEVEN ZEFT Z55XB

パソコンショップSEVEN ZEFT Z55CT

パソコンショップSEVEN ZEFT Z55CT
【ZEFT Z55CT スペック】
CPUIntel Core Ultra7 265 20コア/20スレッド 5.30GHz(ブースト)/2.40GHz(ベース)
グラフィックボードGeForce RTX4060 (VRAM:8GB)
メモリ32GB DDR5 (16GB x2枚 Micron製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースThermaltake Versa H26
CPUクーラー空冷 DeepCool製 空冷CPUクーラー AK400
マザーボードintel B860 チップセット ASRock製 B860M Pro RS WiFi
電源ユニット650W 80Plus BRONZE認証 電源ユニット (COUGAR製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
光学式ドライブDVDスーパーマルチドライブ (内蔵)
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN ZEFT Z55CT

解像度とレイヤー数によるメモリ使用量

解像度とレイヤー数によるメモリ使用量

解像度別のメモリ消費パターン

イラスト制作におけるメモリ消費は、キャンバスの解像度に大きく影響されます。

Web用の72dpi、1920×1080ピクセル程度のキャンバスなら、メモリ消費は比較的少なく抑えられます。

しかし印刷用の300dpi以上、A3サイズ以上のキャンバスになると、メモリ使用量は指数関数的に増加することが分かっています。

具体的な数値で見ると、1920×1080ピクセル72dpiのキャンバスで30レイヤーの場合、メモリ消費は約2GB程度です。

これが4K解像度(3840×2160ピクセル)350dpiで100レイヤーになると、メモリ消費は15GB以上に跳ね上がります。

さらに8K解像度で作業する場合は、64GBのメモリでも不足を感じる場面が出てくるでしょう。

レイヤー構成とメモリ効率

レイヤーの種類によってもメモリ消費量は変わります。

通常のラスターレイヤーに比べて、調整レイヤーやエフェクトレイヤー、スマートオブジェクトは追加のメモリを消費します。

特にフィルター効果を適用したレイヤーは、元の画像データに加えて処理結果もメモリ上に保持するため、メモリ使用量が倍増する場合もありますが、作業効率を考えると充分に価値があって不満は感じません。

レイヤーマスクやクリッピングマスクを多用する作業スタイルの方は、さらにメモリ消費が増加します。

私の経験では、100レイヤーを超える複雑な構成のイラストを制作する際、32GBのメモリでも使用率が90%を超えることがあります。

このような状況では、64GBのメモリを搭載することで、メモリ不足による動作の遅延やクラッシュを回避できます。

実際のメモリ使用量の測定結果

以下は、私が実際に測定したイラスト制作時のメモリ使用量です。

作業内容 解像度 レイヤー数 メモリ使用量 推奨メモリ容量
SNS投稿用イラスト 1500×2000px、72dpi 20-30枚 4-6GB 16GB
同人誌表紙 A4、350dpi 50-80枚 10-15GB 32GB
商業イラスト B2、600dpi 100-150枚 20-30GB 64GB
アニメーション制作 1920×1080px、24フレーム 50枚×24フレーム 25-35GB 64GB
8K高解像度作品 7680×4320px、350dpi 80-120枚 40-55GB 64GB以上

この表から分かるように、制作する作品の規模によって必要なメモリ容量は大きく変動します。
自分の制作スタイルに合わせてメモリ容量を選択することが重要です。


同時起動アプリケーションとメモリ管理

同時起動アプリケーションとメモリ管理

マルチタスク環境でのメモリ消費

イラスト制作中は、描画ソフトだけでなく複数のアプリケーションを同時に起動することが一般的です。

ブラウザで資料を検索したり、Discordで打ち合わせをしたり、音楽再生ソフトを動かしたりするかもしれません。

これらのアプリケーションもメモリを消費するため、描画ソフトだけのメモリ使用量で判断してはいけません。

Google ChromeやMicrosoft Edgeなどのブラウザは、タブを10個開くだけで4-6GBのメモリを消費します。

さらにSpotifyやDiscordを起動すると、それぞれ500MB-1GB程度のメモリが追加で必要になります。

イラスト制作ソフトで20GBのメモリを使用している状態で、これらのアプリケーションを同時起動すると、合計で25-28GBのメモリが必要になる計算です。

バックグラウンドプロセスの影響

OSやセキュリティソフト、クラウド同期サービスなどのバックグラウンドプロセスも、常にメモリを消費しています。

Windows 11の場合、OSだけで4-6GBのメモリを使用するのが一般的です。

これにウイルス対策ソフトやDropbox、OneDriveなどのクラウドストレージサービスを加えると、さらに2-3GBのメモリが消費されます。

つまり、実際にイラスト制作に使用できるメモリは、搭載容量から8-10GB程度を差し引いた量になります。

16GBのメモリを搭載していても、実際に描画ソフトで使用できるのは6-8GB程度。

これでは高解像度のイラスト制作には明らかに不足してしまいますよね。

最新グラフィックボード(VGA)性能一覧


GPU型番 VRAM 3DMarkスコア
TimeSpy
3DMarkスコア
FireStrike
TGP 公式
URL
価格com
URL
GeForce RTX 5090 32GB 48938 102249 575W 公式 価格
GeForce RTX 5080 16GB 32314 78314 360W 公式 価格
Radeon RX 9070 XT 16GB 30305 66966 304W 公式 価格
Radeon RX 7900 XTX 24GB 30228 73652 355W 公式 価格
GeForce RTX 5070 Ti 16GB 27301 69142 300W 公式 価格
Radeon RX 9070 16GB 26640 60425 220W 公式 価格
GeForce RTX 5070 12GB 22061 56976 250W 公式 価格
Radeon RX 7800 XT 16GB 20020 50639 263W 公式 価格
Radeon RX 9060 XT 16GB 16GB 16645 39493 145W 公式 価格
GeForce RTX 5060 Ti 16GB 16GB 16075 38318 180W 公式 価格
GeForce RTX 5060 Ti 8GB 8GB 15937 38094 180W 公式 価格
Arc B580 12GB 14713 35028 190W 公式 価格
Arc B570 10GB 13813 30955 150W 公式 価格
GeForce RTX 5060 8GB 13270 32461 145W 公式 価格
Radeon RX 7600 8GB 10877 31840 165W 公式 価格
GeForce RTX 4060 8GB 10705 28673 115W 公式 価格

パソコン おすすめモデル4選

パソコンショップSEVEN ZEFT Z54QU

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【ZEFT Z54QU スペック】
CPUIntel Core Ultra7 265KF 20コア/20スレッド 5.50GHz(ブースト)/3.90GHz(ベース)
グラフィックボードGeForce RTX5070Ti (VRAM:16GB)
メモリ32GB DDR5 (32GB x1枚 クルーシャル製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースThermaltake S200 TG ARGB Plus ホワイト
CPUクーラー空冷 DeepCool製 空冷CPUクーラー AK400 DIGITAL WH
マザーボードintel B860 チップセット ASRock製 B860M Pro RS WiFi
電源ユニット850W 80Plus GOLD認証 電源ユニット (Silverstone製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
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パソコンショップSEVEN ZEFT Z54QU

パソコンショップSEVEN ZEFT Z55XG

パソコンショップSEVEN ZEFT Z55XG
【ZEFT Z55XG スペック】
CPUIntel Core Ultra7 265F 20コア/20スレッド 5.30GHz(ブースト)/2.40GHz(ベース)
グラフィックボードGeForce RTX5060Ti 16GB (VRAM:16GB)
メモリ32GB DDR5 (32GB x1枚 クルーシャル製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースAntec P20C ブラック
マザーボードintel B860 チップセット ASRock製 B860M Pro RS WiFi
電源ユニット750W 80Plus GOLD認証 電源ユニット (Silverstone製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
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パソコンショップSEVEN ZEFT Z55XG

パソコンショップSEVEN ZEFT R60FQ

パソコンショップSEVEN ZEFT R60FQ
【ZEFT R60FQ スペック】
CPUAMD Ryzen7 9700X 8コア/16スレッド 5.50GHz(ブースト)/3.80GHz(ベース)
グラフィックボードRadeon RX 9060XT (VRAM:16GB)
メモリ16GB DDR5 (16GB x1枚 クルーシャル製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースAntec P20C ブラック
CPUクーラー空冷 DeepCool製 空冷CPUクーラー AK400
マザーボードAMD B850 チップセット ASRock製 B850M-X WiFi R2.0
電源ユニット750W 80Plus GOLD認証 電源ユニット (Silverstone製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
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パソコンショップSEVEN ZEFT R60FQ

パソコンショップSEVEN ZEFT Z55V

パソコンショップSEVEN ZEFT Z55V
【ZEFT Z55V スペック】
CPUIntel Core Ultra7 265 20コア/20スレッド 5.30GHz(ブースト)/2.40GHz(ベース)
グラフィックボードGeForce RTX4060 (VRAM:8GB)
メモリ32GB DDR5 (16GB x2枚 Micron製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースASUS TUF Gaming GT502 Black
CPUクーラー空冷 DeepCool製 空冷CPUクーラー AK400
マザーボードintel B860 チップセット ASRock製 B860M Pro RS WiFi
電源ユニット650W 80Plus BRONZE認証 電源ユニット (COUGAR製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
光学式ドライブDVDスーパーマルチドライブ (外付け)
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN ZEFT Z55V

メモリ不足時の症状と対策

メモリが不足すると、PCは仮想メモリ(ページファイル)を使用し始めます。

仮想メモリはストレージの一部をメモリとして使用する仕組みですが、SSDでもメモリに比べると速度は圧倒的に遅くなります。

この状態になると、ブラシのストロークに遅延が発生したり、レイヤーの切り替えに数秒かかったりする症状が現れます。

最悪の場合、アプリケーションが「メモリ不足」のエラーを表示してクラッシュすることもあります。

保存していない作業データが失われるのは絶対に避けたいですよね。

このようなトラブルを防ぐためにも、余裕を持ったメモリ容量を選択することが重要です。

BTOパソコンでのメモリ選択

BTOパソコンでのメモリ選択

BTOパソコンのメモリカスタマイズ

BTOパソコンを購入する際、メモリ容量は最も重要なカスタマイズ項目の一つです。

多くのBTOショップでは、標準構成として16GBのメモリが搭載されていますが、イラスト制作用途では32GBへのアップグレードを強く推奨します。

価格差は1万円から2万円程度ですが、この投資によって得られる作業効率の向上は計り知れません。

メモリの規格については、現在のBTOパソコンではDDR5-5600が主流となっています。

DDR4を選択する必要はほとんどないでしょう。

DDR5はDDR4に比べて帯域幅が広く、大容量データの処理に優れているため、高解像度イラスト制作に適しています。

メモリメーカーの選択

BTOパソコンでメモリメーカーを選択できる場合、Micron(Crucial)、GSkill、Samsungなどの信頼性の高いメーカーを選ぶことをおすすめします。

これらのメーカーは品質管理が厳格で、長期間の安定動作が期待できます。

特にMicronのCrucialブランドは、コストパフォーマンスと信頼性のバランスが優れており、多くのクリエイターに支持されています。

メモリの動作クロックについては、DDR5-5600が標準的ですが、より高速なDDR5-6000やDDR5-6400を選択することもできます。

ただし、イラスト制作においてメモリクロックの違いによる体感速度の差は小さいため、容量を優先した方が実用的です。

32GBのDDR5-5600よりも、16GBのDDR5-6400を選ぶのは賢明とは言えません。

デュアルチャネル構成の重要性

メモリはデュアルチャネル構成で動作させることで、帯域幅が倍増します。

32GBのメモリを搭載する場合、16GB×2枚の構成が推奨されます。

32GB×1枚のシングルチャネル構成では、メモリの性能を十分に引き出せません。

BTOパソコンを注文する際は、メモリの構成を確認しましょう。

デュアルチャネル構成になっているかどうかをチェックしましょう。

シングルチャネルの場合、性能が半減するという可能性があるからです。

以下は、メモリ容量と構成の推奨パターンです。

用途 推奨容量 推奨構成 価格目安
趣味のイラスト制作 16GB 8GB×2枚 標準構成
セミプロ・同人活動 32GB 16GB×2枚 +10,000-15,000円
プロ・商業イラスト 64GB 32GB×2枚 +30,000-40,000円
8K・アニメーション制作 128GB 64GB×2枚 +80,000-100,000円

CPUとメモリの関係性

CPUとメモリの関係性

CPUのメモリコントローラー

CPUにはメモリコントローラーが内蔵されており、メモリとの通信速度や対応する最大容量が決まっています。

Core Ultra 200シリーズやRyzen 9000シリーズは、どちらもDDR5メモリに対応しており、大容量メモリを効率的に活用できる設計になっています。

イラスト制作用のPCを選ぶ際、CPUの選択も重要です。

Core Ultra 7 265KやRyzen 7 9700Xは、コストパフォーマンスに優れており、イラスト制作に充分な性能を持っています。

より高性能を求めるなら、Core Ultra 9 285KやRyzen 9 9950Xを選択することで、複雑なフィルター処理やAI機能の実行速度が向上します。

最新CPU性能一覧


型番 コア数 スレッド数 定格クロック 最大クロック Cineスコア
Multi
Cineスコア
Single
公式
URL
価格com
URL
Core Ultra 9 285K 24 24 3.20GHz 5.70GHz 43281 2474 公式 価格
Ryzen 9 9950X 16 32 4.30GHz 5.70GHz 43033 2277 公式 価格
Ryzen 9 9950X3D 16 32 4.30GHz 5.70GHz 42060 2268 公式 価格
Core i9-14900K 24 32 3.20GHz 6.00GHz 41349 2366 公式 価格
Ryzen 9 7950X 16 32 4.50GHz 5.70GHz 38803 2085 公式 価格
Ryzen 9 7950X3D 16 32 4.20GHz 5.70GHz 38727 2056 公式 価格
Core Ultra 7 265K 20 20 3.30GHz 5.50GHz 37486 2364 公式 価格
Core Ultra 7 265KF 20 20 3.30GHz 5.50GHz 37486 2364 公式 価格
Core Ultra 9 285 24 24 2.50GHz 5.60GHz 35848 2205 公式 価格
Core i7-14700K 20 28 3.40GHz 5.60GHz 35707 2242 公式 価格
Core i9-14900 24 32 2.00GHz 5.80GHz 33948 2216 公式 価格
Ryzen 9 9900X 12 24 4.40GHz 5.60GHz 33085 2245 公式 価格
Core i7-14700 20 28 2.10GHz 5.40GHz 32715 2110 公式 価格
Ryzen 9 9900X3D 12 24 4.40GHz 5.50GHz 32604 2201 公式 価格
Ryzen 9 7900X 12 24 4.70GHz 5.60GHz 29417 2047 公式 価格
Core Ultra 7 265 20 20 2.40GHz 5.30GHz 28699 2164 公式 価格
Core Ultra 7 265F 20 20 2.40GHz 5.30GHz 28699 2164 公式 価格
Core Ultra 5 245K 14 14 3.60GHz 5.20GHz 25591 0 公式 価格
Core Ultra 5 245KF 14 14 3.60GHz 5.20GHz 25591 2183 公式 価格
Ryzen 7 9700X 8 16 3.80GHz 5.50GHz 23214 2220 公式 価格
Ryzen 7 9800X3D 8 16 4.70GHz 5.40GHz 23202 2099 公式 価格
Core Ultra 5 235 14 14 3.40GHz 5.00GHz 20971 1866 公式 価格
Ryzen 7 7700 8 16 3.80GHz 5.30GHz 19614 1944 公式 価格
Ryzen 7 7800X3D 8 16 4.50GHz 5.40GHz 17829 1823 公式 価格
Core i5-14400 10 16 2.50GHz 4.70GHz 16135 1784 公式 価格
Ryzen 5 7600X 6 12 4.70GHz 5.30GHz 15373 1989 公式 価格


パソコン おすすめモデル5選

パソコンショップSEVEN EFFA G09A

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【EFFA G09A スペック】
CPUIntel Core Ultra7 265KF 20コア/20スレッド 5.50GHz(ブースト)/3.90GHz(ベース)
グラフィックボードGeForce RTX5060Ti 16GB (VRAM:16GB)
メモリ32GB DDR5 (32GB x1枚 クルーシャル製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースAntec P20C ブラック
CPUクーラー空冷 DeepCool製 空冷CPUクーラー AK400
マザーボードintel B860 チップセット ASRock製 B860M Pro RS WiFi
電源ユニット750W 80Plus GOLD認証 電源ユニット (Silverstone製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
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パソコンショップSEVEN EFFA G09A

パソコンショップSEVEN ZEFT Z57D

パソコンショップSEVEN ZEFT Z57D
【ZEFT Z57D スペック】
CPUIntel Core Ultra7 265F 20コア/20スレッド 5.30GHz(ブースト)/2.40GHz(ベース)
グラフィックボードGeForce RTX5060 (VRAM:8GB)
メモリ16GB DDR5 (16GB x1枚 クルーシャル製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースThermaltake S100 TG
マザーボードintel B860 チップセット ASRock製 B860M Pro RS WiFi
電源ユニット650W 80Plus BRONZE認証 電源ユニット (COUGAR製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN ZEFT Z57D

パソコンショップSEVEN ZEFT Z54QJ

パソコンショップSEVEN ZEFT Z54QJ
【ZEFT Z54QJ スペック】
CPUIntel Core Ultra7 265KF 20コア/20スレッド 5.50GHz(ブースト)/3.90GHz(ベース)
グラフィックボードGeForce RTX5060 (VRAM:8GB)
メモリ32GB DDR5 (32GB x1枚 クルーシャル製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースAntec P20C ブラック
CPUクーラー水冷 240mmラジエータ CoolerMaster製 水冷CPUクーラー ML 240 Core II Black
マザーボードintel B860 チップセット ASRock製 B860M Pro RS WiFi
電源ユニット650W 80Plus BRONZE認証 電源ユニット (COUGAR製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
光学式ドライブDVDスーパーマルチドライブ (外付け)
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN ZEFT Z54QJ

パソコンショップSEVEN ZEFT Z55IW

パソコンショップSEVEN ZEFT Z55IW
【ZEFT Z55IW スペック】
CPUIntel Core Ultra5 235 14コア/14スレッド 5.00GHz(ブースト)/3.40GHz(ベース)
グラフィックボードGeForce RTX5070 (VRAM:12GB)
メモリ16GB DDR5 (16GB x1枚 クルーシャル製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースThermaltake S100 TG
マザーボードintel B860 チップセット ASRock製 B860M Pro RS WiFi
電源ユニット750W 80Plus GOLD認証 電源ユニット (Silverstone製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN ZEFT Z55IW

パソコンショップSEVEN SR-u5-4080J/S9

パソコンショップSEVEN SR-u5-4080J/S9
【SR-u5-4080J/S9 スペック】
CPUIntel Core Ultra5 235 14コア/14スレッド 5.00GHz(ブースト)/3.40GHz(ベース)
メモリ64GB DDR5 (32GB x2枚 クルーシャル製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースINWIN IW-BL634B/300B2
マザーボードintel B860 チップセット ASRock製 B860M Pro RS WiFi
電源ユニット300W 80Plus BRONZE認証
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
光学式ドライブDVDスーパーマルチドライブ (内蔵)
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN SR-u5-4080J/S9

マルチコア性能とメモリ帯域

イラスト制作ソフトの多くは、マルチコア性能を活用できるように最適化されています。

特にフィルター処理やエフェクトの適用、ファイルの保存などの処理は、複数のCPUコアで並列実行されます。

この際、各コアが同時にメモリにアクセスするため、メモリ帯域が重要になります。

DDR5-5600のデュアルチャネル構成では、理論上の帯域幅は89.6GB/sに達します。

これは、複数のCPUコアが同時にメモリにアクセスしても、ボトルネックになりにくい充分な帯域です。

高解像度イラストの処理では、この高速なメモリアクセスが作業効率に直結します。

統合GPUとメモリ共有

Core Ultra 200シリーズやRyzen 9000シリーズには、統合GPUが搭載されています。

統合GPUはシステムメモリの一部をビデオメモリとして使用するため、搭載メモリ容量が少ないと、描画ソフトで使用できるメモリがさらに減少します。

ただし、イラスト制作用のPCでは、通常は専用のグラフィックボードを搭載するため、統合GPUによるメモリ消費を気にする必要はほとんどないでしょう。

GeForce RTX5060TiやRadeon RX 9060XTなどのエントリークラスのグラフィックボードでも、イラスト制作には充分な性能を発揮します。

グラフィックボードとVRAMの関係

グラフィックボードとVRAMの関係

VRAMとシステムメモリの違い

グラフィックボードに搭載されているVRAM(ビデオメモリ)と、システムメモリは別物です。

VRAMは主に画面表示やGPU演算に使用され、システムメモリはCPU処理やアプリケーションデータの保持に使用されます。

イラスト制作では、両方のメモリが重要な役割を果たします。

CLIP STUDIO PAINTやPhotoshopは、GPUアクセラレーション機能を搭載しており、ブラシの描画やフィルター処理の一部をGPUで実行します。

この際、処理に必要なデータはシステムメモリからVRAMに転送されます。

VRAMが不足すると、この転送が頻繁に発生し、描画速度が低下する原因になります。

イラスト制作に必要なVRAM容量

イラスト制作用途では、8GBのVRAMがあれば充分です。

GeForce RTX5060TiやRTX5070は、それぞれ8GB、12GBのVRAMを搭載しており、4K解像度のキャンバスでも快適に作業できます。

8K解像度や複数のモニターを使用する場合は、16GB以上のVRAMを搭載したRTX5070TiやRTX5080を選択した方がいいでしょう。

Radeon RX 9070XTやRX 9070も、イラスト制作に適したグラフィックボードです。

特にRX 9070XTは、コストパフォーマンスに優れており、予算を抑えつつ高性能を求める方におすすめです。

AI機能とメモリ要件

最近のイラスト制作ソフトには、AI機能が搭載されることが増えています。

Photoshopの「ジェネレーティブ塗りつぶし」や、CLIP STUDIO PAINTの「自動彩色」などの機能は、GPUのAI演算機能を活用します。

これらの機能を快適に使用するには、充分なVRAMとシステムメモリが必要です。

GeForce RTX 50シリーズは、第5世代Tensorコアを搭載しており、AI処理性能が大幅に向上しています。

Radeon RX 90シリーズも、2nd世代AIアクセラレータを搭載し、機械学習ベースの処理に対応しています。

これらのGPUを活用するには、システムメモリも32GB以上を推奨します。

AI処理では、大量のデータをメモリ上に展開する必要があるためです。

メモリ増設と将来の拡張性

メモリ増設と将来の拡張性

メモリスロットの確認

BTOパソコンや完成品PCを購入する際、メモリスロットの数と空きスロットの有無を確認することが重要です。

多くのデスクトップPCには4つのメモリスロットがあり、初期構成で2スロットを使用している場合、残り2スロットに追加でメモリを増設できます。

例えば、16GB(8GB×2枚)の構成で購入し、後から16GB×2枚を追加することで、合計64GBに拡張することが可能です。

ただし、メモリの規格や動作クロックが異なるモジュールを混在させると、動作が不安定になる場合があるため、同じ規格・クロックのメモリを選択することをおすすめします。

メモリ増設のタイミング

メモリ増設のタイミングは、作業中にメモリ不足を感じたときです。

タスクマネージャーでメモリ使用率を確認し、常時80%以上を使用している状態なら、増設を検討した方がいいでしょう。

メモリ使用率が90%を超えると、仮想メモリの使用が増加し、作業速度が著しく低下します。

私の経験では、イラスト制作を始めた当初は16GBで充分だと思っていましたが、作品の規模が大きくなるにつれて、メモリ不足を感じるようになりました。

32GBに増設してからは、複数のプロジェクトを同時に開いても快適に作業できるようになり、作業効率が大幅に向上しました。

メモリ価格の変動

メモリ価格は市場の需給バランスによって変動します。

DDR5メモリは登場当初は高価でしたが、現在は価格が落ち着いており、32GBのメモリキットが1万円台前半で購入できるようになっています。

将来的にさらに価格が下がる可能性もありますが、メモリ不足で作業効率が低下している状態なら、価格の下落を待つよりも、今すぐ増設した方が生産性の向上につながります。

BTOパソコンの購入時にメモリを増設するか、後から自分で増設するかは、コストと手間のバランスで判断します。

BTOショップでのメモリアップグレード料金が市場価格と大きく変わらない場合は、購入時にカスタマイズした方が手間がかかりません。

一方、自分で増設できる知識と技術がある場合は、市場で安価なメモリを購入して増設する方が経済的です。

実際の作業環境とメモリ使用例

実際の作業環境とメモリ使用例

プロイラストレーターの作業環境

プロのイラストレーターの多くは、64GB以上のメモリを搭載したPCを使用しています。

商業イラストでは、印刷用の高解像度データを扱うことが多く、32GBでは不足する場面が頻繁に発生するためです。

また、複数のクライアント案件を同時進行することも多く、複数のプロジェクトファイルを開いたまま作業するため、大容量メモリが必須となります。

ある商業イラストレーターの方は、128GBのメモリを搭載したワークステーションを使用していると聞きました。

B1サイズの超高解像度イラストや、アニメーション制作を行う際に、このような大容量メモリが必要になるそうです。

一般的なイラスト制作では、ここまでの容量は必要ありませんが、将来的に仕事の規模が拡大する可能性を考えると、拡張性の高いシステムを選択しておくことは賢明な判断です。

同人作家の作業環境

同人活動を行っているイラストレーターの場合、32GBのメモリが最も人気があります。

同人誌の表紙や挿絵は、商業印刷に準じた解像度が求められますが、プロの商業イラストほど極端に高解像度ではないため、32GBで充分に対応できます。

私の知人の同人作家は、Core Ultra 7 265Kと32GBメモリ、GeForce RTX5070を搭載したBTOパソコンを使用しており、快適に作業できていると話していました。

イベント前の追い込み時期には、複数の原稿を同時に開いて作業することもあるそうですが、メモリ不足を感じたことはないとのことです。

趣味でイラストを描く方の環境

趣味でイラストを描く方の場合、16GBのメモリでも充分に楽しめます。

SNSに投稿する程度の解像度であれば、メモリ不足を感じることは少ないでしょう。

ただし、将来的にイラストのクオリティを上げたい、印刷物を作りたいと考えているなら、最初から32GBを選択しておくことをおすすめします。

メモリは後から増設できますが、BTOパソコンの場合、保証の問題や増設の手間を考えると、購入時に充分な容量を選択しておく方が安心です。

16GBと32GBの価格差は1万円程度ですから、長期的な視点で考えれば、32GBを選択しない手はありませんね。

メモリ以外の重要なスペック

メモリ以外の重要なスペック

ストレージの選択

イラスト制作用PCでは、メモリと同様にストレージも重要です。

作業ファイルの読み書き速度が作業効率に直結するため、高速なSSDを選択することが推奨されます。

現在の主流はPCIe Gen.4 SSDで、読み込み速度は7,000MB/s前後に達します。

容量については、1TBが最低ラインで、2TBあると安心です。

イラストファイルは高解像度になるほどファイルサイズが大きくなり、1枚あたり数百MBから数GBになることも珍しくありません。

過去の作品やプロジェクトファイルを保存しておくことを考えると、余裕を持った容量を選択した方がいいでしょう。

WDやCrucial、キオクシアなどの信頼性の高いメーカーのSSDを選択できるBTOショップがおすすめです。

これらのメーカーは品質が高く、長期間の使用でも安定した性能を維持します。

CPUの選択基準

イラスト制作では、CPUの性能も重要です。

フィルター処理やファイルの保存、書き出しなどの処理は、CPUの性能に依存します。

Core Ultra 7 265KやRyzen 7 9700Xは、コストパフォーマンスに優れており、イラスト制作に充分な性能を持っています。

より高性能を求めるなら、Core Ultra 9 285KやRyzen 9 9950Xを選択することで、処理速度がさらに向上します。

特に3D機能を多用する場合や、アニメーション制作を行う場合は、ハイエンドCPUの恩恵を受けやすいです。

ただし、CPUの性能向上による体感速度の差は、メモリ増設ほど劇的ではないため、予算が限られている場合は、メモリを優先した方が実用的です。

モニターの選択

イラスト制作用のモニターは、色再現性と解像度が重要です。

sRGBカバー率99%以上、できればAdobe RGBカバー率も高いモニターを選択することで、正確な色表現が可能になります。

解像度については、フルHD(1920×1080)が最低ラインで、WQHD(2560×1440)や4K(3840×2160)があると作業領域が広がり、効率が向上します。

デュアルモニター環境も、イラスト制作では非常に有効です。

メインモニターでイラストを描きながら、サブモニターで資料を表示したり、ツールパレットを配置したりすることで、作業効率が大幅に向上します。

デュアルモニター環境では、グラフィックボードのVRAM使用量が増加するため、8GB以上のVRAMを搭載したモデルを選択することをおすすめします。

メモリ容量選択の最終判断

メモリ容量選択の最終判断

予算別の推奨構成

予算に応じた推奨メモリ容量は以下の通りです。

予算10万円以下のエントリークラスでは、16GBのメモリが標準的ですが、可能であれば32GBにアップグレードすることをおすすめします。

予算15万円前後のミドルクラスでは、32GBが標準的な選択肢となります。

予算20万円以上のハイエンドクラスでは、64GBのメモリを搭載することで、プロレベルの作業環境を構築できます。

特に商業イラストを手がける方や、将来的にプロを目指している方には、64GBの投資は充分に価値があります。

用途別の最適解

結局のところ、イラスト制作用PCのメモリ容量は、制作する作品の規模と作業スタイルによって決まります。

SNS投稿用の小規模なイラストを趣味で描く程度なら16GBで充分ですが、同人活動や商業イラストを手がけるなら32GB、プロとして本格的に活動するなら64GBが最適解です。

迷ったら32GBを選択することが、最もバランスの取れた選択といえます。

16GBでは将来的に不足する可能性が高く、64GBは多くの用途でオーバースペックになります。

32GBであれば、ほとんどのイラスト制作シーンで快適に作業でき、将来的な作品規模の拡大にも対応できます。

長期的な視点での判断

PCは数年間使用することを前提に選択するべきです。

現在の作業内容では16GBで充分だと感じていても、スキルの向上や仕事の拡大によって、より高解像度で複雑な作品を制作するようになる可能性は充分にあります。

そのときになってメモリ不足を感じ、増設や買い替えを検討するよりも、最初から余裕を持った容量を選択しておく方が、長期的にはコストパフォーマンスが高くなります。

私自身、最初のイラスト制作用PCは16GBのメモリで購入しましたが、2年後には32GBに増設する必要に迫られました。

最初から32GBを選択していれば、増設の手間とコストを節約できたと後悔しています。

この経験から、将来の成長を見越して、少し余裕のあるスペックを選択することの重要性を実感しました。

よくある質問

よくある質問

メモリは後から増設できますか?

デスクトップPCの場合、メモリスロットに空きがあれば増設可能です。

ただし、BTOパソコンの場合、自分で増設すると保証が無効になる可能性があるため、購入前に確認が必要です。

ノートPCの場合、メモリがオンボード実装されていて増設できないモデルも多いため、購入時に充分な容量を選択することが重要です。

16GBと32GBで体感速度は変わりますか?

作業内容によって大きく変わります。

小規模なイラストを描く場合、体感速度の差はほとんど感じられません。

しかし、高解像度で多数のレイヤーを使用する作品や、複数のアプリケーションを同時起動する場合、32GBの方が明らかに快適です。

特にメモリ使用率が80%を超えると、16GBでは動作が重くなりますが、32GBでは余裕があるため快適に作業できます。

DDR4とDDR5はどちらを選ぶべきですか?

現在BTOパソコンを購入するなら、DDR5一択です。

最新のCore Ultra 200シリーズやRyzen 9000シリーズは、DDR5に最適化されており、DDR4を選択するメリットはありません。

DDR5はDDR4に比べて帯域幅が広く、将来的な拡張性も高いため、長期的な視点でもDDR5を選択することをおすすめします。

メモリのクロック数は重要ですか?

イラスト制作においては、メモリのクロック数よりも容量の方が重要です。

DDR5-5600とDDR5-6400の体感速度の差は、ほとんど感じられません。

予算が限られている場合は、高クロックのメモリを選ぶよりも、容量を優先した方が実用的です。

例えば、16GBのDDR5-6400よりも、32GBのDDR5-5600を選択した方が、イラスト制作では快適に作業できます。

ゲーミングPCはイラスト制作に使えますか?

ゲーミングPCは、イラスト制作にも充分に使用できます。

むしろ、高性能なCPUとグラフィックボード、大容量メモリを搭載したゲーミングPCは、イラスト制作にも最適です。

ただし、ゲーミングPCの標準構成は16GBのメモリが多いため、購入時に32GB以上にカスタマイズすることをおすすめします。

また、モニターについては、ゲーミングモニターよりも色再現性に優れたクリエイター向けモニターを別途購入した方がいいでしょう。

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